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[映画015]3時10分、決断のとき [映画]

★★★★☆
映画「3時10分、決断の時」ユナイテッドシネマキャナルシティ13

公式サイト
2007年アメリカ
監督:ジェームズ・マンゴールド

ラッセル・クロウ [ベン・ウェイド]
クリスチャン・ベイル [ダン・エヴァンス]
ピーター・フォンダ [バイロン・マッケルロイ]
ベン・フォスター [チャーリー・プリンス]

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不自由な足を引きずりながら
家族と小さな牧場を営むダン。
1日の糧にありつくのもやっとの日々を送る中、
悪名高き強盗ウェイドの駅馬車襲撃に居合わせ、
その捕縛に一役買うことになる。

拘禁されたウェイドは、3日後の3:10、
遠く離れたコンテンションの町を出発する列車で
ユマの監獄へ送られることが決まった。
ダンは、200ドルの報酬を条件にして
ウェイドをその列車まで送り届ける任務に名乗りをあげる。

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たまったポイントで鑑賞。
このユナイテッドシネマキャナルシティ13は
場所柄もあり観客の年齢層が低いので、
この映画の入りは少ないだろうと踏んでいた。

いや、なにがなにが。

大盛況ですよ。しかもお年を召した方々ばかりで。

いつもの若い人たちはどこへやら、
多分私たちが場内で一番若かったんじゃないかと思う。
『決断の3時10分』という西部劇のリメイクらしいので、
オリジナルを観た世代なのかもしれない。
ちなみに、私はこのオリジナルは観てません。


ダン役はクリスチャン・ベイル、
ウェイド役はラッセル・クロウ。
クリスチャン・ベイルが終始
トム・クルーズに見えて仕方ないのはさておき、
ラッセル・クロウ演じるウェイドが痺れるほどの男っぷり。
これだけでこの映画観た価値があるってもんです。
ウェイドの強盗団でナンバー2をつとめるチャーリーも
パンチョ・ビリャの部下フィエロを思わせる
けれん味たっぷりの立ち回りで大変おいしい。

観る前は、配役のせいもあって
アカデミー賞でも狙えるような
スケール感のある真面目な西部劇なのかと
思っていたんだけど
パフォーマンスや立ち居振る舞いなど、
オスカーがそそくさと逃げていきそうな
マカロニ的演出も多く、楽しい気分にさせてくれる。
チャーリーが、通りすがりに酔っぱらいの上着をかすめてさっと羽織り、
保安官事務所(だっけ?)に入って行くところや、
ダン一行の籠るホテルの入口に向かって立ち並ぶ強盗団、
牛を放つ場面の再現など、ワクワクポイント満載で楽しめた。

ちなみに一緒に見た同居人は
細かいところが気になり、
いまいち楽しめなかった模様。

確かにこの映画、
「傑作!名作!大好き!」と褒めちぎってしまうほどかというと、
実はそうではない。
むしろ、「期待してる部分のツボ」を
押さえてくれたという感じの映画だと思う。

ただ、西部劇らしさを期待して観に行く方々には
間違いなく楽しめる作品だと思う。
迷ってる方は是非映画館でどうぞ。




[映画010]ゾンビ・ストリッパーズ [映画]

★★★☆☆
映画「ゾンビ・ストリッパーズ」DVDレンタル
公式サイト

不足する兵士補給の為に開発されたゾンビ・ウィルス。
研究所内で感染を始めたウィルスの流出を食い止めるため
派遣された特殊部隊の一員が戦闘中ゾンビに噛まれてしまう。
身の安全を図るためこっそり研究所を抜け出した彼が身を隠した先は
違法ストリップバーだった!

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どうもデニス・ホッパー化してきた
ロバート・イングランド(a.k.a.フレディ・クルーガー)と
アメリカポルノ界の女王ジェナ・ジェイムソン(コワイ)による
ゾンビパロディ。コメディというよりパロディだと思う。

さすがに、ミニシアターとはいえ劇場公開されていただけあって
しょーもない中にも意外と真面目。
ゾンビは動きが遅いとかいう約束を忠実に守りながらも
何故かパワーアップしていくストリッパーたちに対して
「感染に男が媒介すると劣化が早い」などという
伏線になってるのかなってないのか
よくわからない言い訳を前半部分に盛り込んだり、
時間の経過に合わせてゾンビメイクを劣化させたりしてあって
「俺が撮ってるのは、ほかでもない<ゾンビ映画>だ!」という意気込みを感じた。

「ストリッパー」の方は「ゾンビ」ほど知らないので(当たり前か)
よくはわからないけど、「ポルノ界の女王」のダンスシーンに
かなり時間を割いてるあたり、やっぱり情熱を感じる。

キャットファイトにも思い入れがあるようだ。
ロバート・イングランドにそのものズバリ言わせてるシーンもあるし、
ストリッパー同士の順位争いをゾンビ同士のキャットファイトに発展させている。


ただそれ以外のところがどうもおざなり。
アクションはごちゃごちゃしていて見辛いし、
それ以前に動きがぐだぐだしてるし、
笑いも思いつきレベルでそれほど力は入ってないように感じた。

気合いの入ってるところと
そうでないところの差が激しいので
悪いところがより悪く感じる。
細かいところにも力を入れてあったら
もっと面白く観れた気がする。

邦画のゾンビ映画「ゾンビ自衛隊」に雰囲気近いかも。
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[映画005]レスラー [映画]

★★★★★
映画「レスラー」TOHOシネマズトリアス久山
公式サイト

待ちに待った映画。

「プロレス好きがいっぱいくるやろうなあ」などと言う同居人に、
「んなわけないやろ」と言ってたんだけど、
実際半分くらいは普段あまり映画館でみかけないゴツい人だった。

私たちの後ろにもいかにもプロレスな2人組が座っていて、
終わった瞬間、「感動した!」「あ〜良かった!」と、とても興奮してた。

私も興奮してた。
去年の「イースタン・プロミス」以来、久々に
映画館から出てもしばらくニヤニヤがとまらなかった。
何故大好きな映画に出会うとニヤニヤがとまらなくなるのだろう?
どちらも別に楽しい映画ではないのに。


以下ネタバレ気味


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[映画003]ザ・スピリット [映画]

★★☆☆☆
映画「ザ・スピリット」TOHOシネマズトリアス久山

あまり評判が良くないので、期待してないどころか
「あ〜あ、面白くないけど観に行くか!」などという
よくわからない消極的態度で観に行く。

監督はフランク・ミラー。
フランク・ミラーと言えば、アメコミの作家というのはもちろんだけど、
「シン・シティ」の原作者であり、共同脚本であり、共同監督でもある。

「シン・シティ」はかなり好き。
ただ、フランク・ミラーの原作は読んだことないし、
あの映画から、音楽やテンポ、キャスティングなど
映画造りに関するロドリゲスのセンスみたいなものを取り払ったら
好きになれるかどうか…。

が、意外と楽しめた。

ちょっとゆがんだ形でも人生に必死で抗ってる話が妙に好きだし、
そこに子供っぽさや滑稽さが加わるともう大好物。
グラフィックノベルの世界観が私に合っているんだと思う。

さらに、「グラフィックノベルのフランク・ミラー」が
監督だということを、強く意識していたのがプラスに働いたのかも。
純粋に映画を観ると言うより、
コミックのコマを意識しながら観ていたせいか、
テンポの悪さも決定的に気になるという風にはならなかった。

とはいえ、話自体にはあまり惹かれなかった。
人物やその関係が紹介程度に終わっているような感じ。
実際のところ、アメコミそのものにも
そういう物足りなさを感じることを考えれば、
フランク・ミラーはどっぷりアメコミの人なんだなぁ、と感じる。
この作品は、やっぱり映画というよりは
「実写版グラフィックノベル」だな。

エンドロールはとっても良かったです。

来週は待ちに待った「レスラー」だ!






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[映画002]デルス・ウザーラ [映画]

★★★★☆
映画「デルス・ウザーラ」TV放映


デルス・ウザーラ [DVD]

デルス・ウザーラ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝ビデオ
  • メディア: DVD



調査の為に厳しい森へ分け入ったアルセーニエフ指揮する調査隊は、 森の中で狩りをしながら暮らすデルス・ウザーラという老人に出会う。 アルセーニエフはデルスに調査への同行を依頼、 ともに厳しい自然に対峙するうちに 自然とともに生きるデルスの姿に感銘を受ける。

明らかに娯楽映画ではないし、2時間半もあるし、
レンタルにもあまり置いてないしで、
黒澤映画の中でもハードルが高かった作品。
先日録画していたBSでの放映分をやっと観る。
(実は第一部と第二部に分かれていた。
はじめに知ってればもっとハードル下がったのに。)

キリスト教にはよく映画などのモチーフにも使われる
「原罪」という観念があるが
デルスの物語も一種の原罪にまつわる話なんではないだろうか。

 世界の始まり。 最初の人間アダムとイヴは エデンの園において、水や土、草木や生き物とともに 完全な調和を保って神の側におかれていたが、 禁じられた知恵の樹から実をとって食べてしまう。 それによって土地は呪われ、二人はエデンの園から追放され、 人類は永遠の罪を背負った。

以下ネタバレ


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[映画001]新宿インシデント [映画]

★★☆☆☆
映画「新宿インシデント」ユナイテッド・シネマ福岡

ジャッキー・チェンが汚れ役に挑んだ!という前振りに惹かれたけど、
意外と普通だった。
純朴、友情に篤い、美女に惚れられる、無茶をする、といったような
基本的性格はこれまでと変わらないように思う。
中国難民のトーキョーサバイバルというテーマは興味深いけど、
全体的にVシネ風味で、物足りなかった。

マトモに日本で生きていくために闇の仕事に手を染める鉄頭。
一線を超えるに至るまでに
もっと鬼気迫る凄みがあればもうちょっとのめり込めたかも。

ジャッキーアクションはカンフー一切なし。
題材に相応しく雑でなりふり構わないリアル喧嘩調なんだけど
振り向く動作が妙に素早かったりして
隠せないキレの良さに笑ってしまう。


以下ネタバレ気味かも


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