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2011年4月読了分まとめ [□月間感想まとめ(本)]

■2011年4月読了分まとめ

計10冊
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★★★★☆
[本022]わがアメリカ文化誌/亀井 俊介

これを読んで気づいたのだけど
私ってアメリカ好きなんだな。
お気に入りの作家が全部アメリカ人なのは
偶然ではなく、アメリカ人の根底に流れる
自然と文明に引き裂かれる思いというのが
私の感じ方にしっくりくるのだ。
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★★★☆☆
[本023]魔界の家(上)/ジェームス・ハーバート
★★★★☆
[本024]魔界の家(下)/ジェームス・ハーバート

家ものだけど、ややファンタジーテイストもあり、一風変わってる。
途中からすごく面白くなる。
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★★★★★
[本025]はてしない物語(上)/ミヒャエル・エンデ
★★★★★
[本026]はてしない物語(下)/ミヒャエル・エンデ

面白いですねー。
上巻はわくわくどきどき、
下巻はちょっと辛い気分で読んでました。
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★★★☆☆
[本027]私のひめゆり戦記/宮良ルリ

このGWにひめゆりの塔に久々に行ってみたんだけど
商魂逞しい観光客の呼び込みに圧倒されて思わず素通りしちゃいました。
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★★★★☆
[本028]オークションこそわが人生/ロバート・ウーリー

若くして骨董業界で頭角を現し出世の道をばく進する、
サザビーズのオークショニアである著者の自伝。
いかにもアメリカらしい人物で面白い。
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★★★☆☆
[本029]オジィの逆襲―沖縄オバァ烈伝番外編/沖縄オバァ研究会オジィ調査室

あまり練れてない感じの本だった。
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★★★★☆
[本030]キャンプ 日本軍の捕虜になった男/ウィリアム・アリスター

図書館で偶然手に取った本なんだけど
面白かった。
画家であり本を読むのが好きな著者ならではの
熱情溢れる文体が最初は鼻につくのだけど
途中から気にならなくなる…というより
その感情的な文章に同化してしまうのかも。

日本の文化に対する愛情と尊敬と
戦争中の日本に対する憎悪に混乱する著者は
その気持ちを大変冷静に見つめて描いていて
「今」の感性で読める。
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★★★☆☆
[本031]荒野へ/ジョン・クラカワー

ジャック・ロンドンに影響を受け、旅に出て、
アラスカで遺体となって見つかった青年の足取りを追ったドキュメンタリー。

荒野や自然への憧れや、人間社会からの逃避を夢見る気持ちは
誰もが持っているもんで、
だからこそ、その途上のどこかにあるラインを
踏み越えてしまう人には
なんだかんだいっても憧憬を覚える。

登山家でもある著者は
マッカンドレス青年の一歩一歩を追うように
ドキュメントしていくのだけど、
その死に対して批判も多かったというこの出来事に対し
「彼の生き方についてどう思うかは読者にお任せします」調で
語ろうとするあまり、少し文章が固くなっている感じがする。
結果的にマッカンドレス青年の像がぼんやりしてしまって、
読んでいてなんだか困惑してしまう。
むしろ完全に青年の肩を持ってしまった方が
よかったような感じもするのだけど…。
単純なヒーローに祭り上げるのを避けたかったのかもしれない。

あと、実際の写真がたくさん残っているのだから
それも載せてほしかったなあ。
http://www.christophermccandless.info/intothewildpictures.html
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