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[映画019]ゴースト・ハウス [映画]

★★☆☆☆
映画「ゴースト・ハウス」CS放映分 ザ・シネマ

2007年アメリカ/カナダ
監督:オキサイド・パン、ダニー・パン
製作:サム・ライミ

クリステン・スチュワート/ジェス
ディラン・マクダーモット/ロイ
ペネロープ・アン・ミラー/デニース
ジョン・コーベット/ジョン
エヴァン・ターナー/ベン
セオドア・ターナー/ベン

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失業中の父ロイ、娘との接し方がわからない母デニース、
問題を起こした娘ジェス、口のきけない幼い息子ベン。
それぞれに問題を抱えた一家が、新天地を求め、
人気のない古びた田舎の一軒家へ越してくるが、
その家にはこの世のものでないものが住み着いていた。

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パン兄弟といえば、タイ産ホラー「THE EYE」で
一躍有名になった監督。
「THE EYE」は観たんだけど、
まったく覚えていない。
手塚治虫の短編か何かで似たような話があったので
それとごっちゃになっている。

全体的には日本のホラーに近い雰囲気。
(つっても日本のホラーは全然観てないから
あくまで雰囲気ですけど。)
でもねえ、なんというか
古くさくないですか、この映画。

予告でもやってた、
シーツをバサッとやると、
その中に幽霊の足がみえるシーンとか、
予告で観ると怖そうなのに
実際観ると変な効果音ついてたりして。
「・・・バン!」みたいな。

その後も怖いシーンは全部その効果音付き。
この恐がりの私が、恐いどころか驚くにも至らず

「・・・ジャーン!」
もういいよ。それは。古いよ。

とシラけるありさま。

唯一怖かったのは
スプーンに霊が移り込むとこ。
でもそれだって、なんか「キャキャキャキャ」みたいな
昆虫的な効果音がなんかしらけちゃう。

過去の惨劇がセピア色で映し出されるオープニングの時点で、
ちょっと不安になったのは杞憂じゃなかったんだなあ。
このシークエンスがあまりに怖くないので
「これは登場人物が観てる深夜のTV映画だな」と
勝手に納得しそうになったら、違った。

登場人物一家のドラマもなにも解決しないし。
家族がそれぞれイライラを募らせていく過程は
結構リアリティあって良かったんだけどな。

<以下ネタバレ>

この話で一番興味を惹かれるのが
娘のジェスが一体ナニをやらかしたのか、なんだけど、
そのネタバラシが遅すぎ!
しかも引っ張った割に大した内容でもないし。
なんなら最初に言っといたほうがまだ面白かったかもしれん。
少なくとも留守番シーンの前にバラせば、
「留守番」のサスペンスが盛り上がったように思う。

家族のドラマの集大成となるラストでは、
若干バカにしてるのか、わざとなのか悩んでしまうほど
陳腐なハッピーエンドが待っている。
おいおい、なにも解決してないよね?
それって欺瞞じゃん?
元々そういう方向だった両親はともかく、
ジェスまですっかり幸せモードだし。

なんかつまんない映画でした。
主演の女優さんも、トワイライトの人ですね。
あまり好みじゃないしなあ。
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コメント 2

倉林

いやあ、吹き替えの声優さん(主役の人)目当てで時々見ちゃうんですよ。
復讐の対象者を間違えてるとしか思えない幽霊に毎度いらつくんですが
「悪魔の棲む家」のリメイクよりは美術が好みかな~と何とか良い点を見つけてます

あとカラスの使い方はちょっと好きです
いや、ちょっとですが
by 倉林 (2009-09-24 18:57) 

go_mad

倉林さん、お元気そうですね!
ごぶさたしてる間に映画を見るようになりました。

原題「Messenger」でしょ。
あなたがたメッセージの伝え方間違ってますけど?みたいな。
ほんとは無茶なはずの邦題「ゴースト・ハウス」のほうが
幾分か内容にあってるのかな。

カラスは私も好きかも。あと日中のひまわり畑も好きでした。
by go_mad (2009-09-25 09:37) 

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