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[本003]たった一人のニッポン人/佐藤 秀逸 [ノンフィクション]

★☆☆☆☆
佐藤 秀逸「たった一人のニッポン人—メキシコ刑務所の中で」


たった一人のニッポン人―メキシコ刑務所の中で

たった一人のニッポン人―メキシコ刑務所の中で

  • 作者: 佐藤 秀逸
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: 単行本



こんどはメキシコの男性刑務所。

内容は後に回すとして、とにかく読みにくい!
一人称と三人称が混在しているし、文章があっちゃこっちゃ彷徨ってるし。
いや、ドキュメンタリーだし、内容が興味深ければ著者の文章力など
どうでもいいといえばどうでもいいんだけどさ、
出版物というのは編集者がいて
その辺のことをチェックしたりアドバイスしたりするんじゃないの?
この本の場合、編集者がいたとしても
スケジュール管理と誤字脱字のチェックした程度だろうぜ。
私の仕事でもいるんですよ、こういう進行管理。
投げっぱなしで、とりあえずできあがればいいってヤツ。
で、ミスがあると知らぬ存ぜぬで・・・

って愚痴はいいとして、

特に前半の事件の背景や経緯を語る部分で上記のような読みにくさが目立つ。
早く刑務所内部での話を書きたかったんだろうなぁ。
私も同類なので、気持ちは激しくわかるんだけど。

というわけで刑務所に入ってからは筆も比較的スムーズになり、
「空手バカ一代」風味の武勇談が続く。

アメリカの刑務所でも、囚人同士の喧嘩から
殺人に発展することは珍しくないようだけど、
メキシコの場合は格別命が軽いように思える。
女性の収監者がいない男性刑務所ではmachismoも発揮しようがない。
面会に訪れた女性にいいところを見せようとする行為が火種になることもあり、
machoの気風がむしろ仇になっているもかもしれない。


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コメント 6

小野瀬

ここに書かれていることは当時は現地で連日マスコミをにぎわせメキシコ在住の日本人からJICAの若者までが路上で罵られたりして大変な目にあった。まさか本になっていたとは驚きだ!1人称と3人称が混在するな奇妙な文章だが何かごまかしてんの?この著者人身売買(スペイン語trata de blanca=白奴売買)事件の共同正犯ですよね。Yahoo Mexicoで検索するとまだ出るわ出るわ。刑務所の英雄?日本男子の誇り?読んでない方ぜひおすすめです。
by 小野瀬 (2010-09-07 22:43) 

ソフィア石川

当該事件のロサンゼルスタイムスの記事を見つけました!
by ソフィア石川 (2010-09-09 10:16) 

魚梁瀬

まるでこんな経験してきた俺すごいだろうとでもいいたそうな内容だがメキシコで大罪を犯した日本の恥さらし。内容にまとまりはなくよみづらい。勘違いも甚だしい。
冤罪といってるが当時のニュースをみるとそんなふうには思えないが・・・・。
過去を美化して恥を知らず自意識過剰な筆者の性格が読みとれた。

by 魚梁瀬 (2013-07-10 20:26) 

茅ヶ崎

人身売買というもっとも重要な点に触れていない。そのくせ自慢だけは多い印象。
仙台にいたころ著者が開いてる英会話に行ったことがあるがここでも犯罪まがいのトラブルばかりおこしていて人間性も最低だった。
本にこの人間性がよくでてると思う。
by 茅ヶ崎 (2014-04-21 18:09) 

佐藤

上のコメントの方もしかしてフロ〇〇ィア英語教室というところではないですか??
私の知り合いもこの著者の教室で変な儲け話の勧誘をされました!
私も一度行ったことがあり、まさに自慢!でした!
出した本が売れすぎちゃってね、だの女はだまされやすいだの言っていて自分が載ってる新聞記事をわざわざ配ってましたw人間性が最低だと思った事に共感します。
この本の感想としては喧嘩して強かったぞって事が書きたいだけでおもしろくはありませんでした。
by 佐藤 (2014-04-21 18:25) 

Leona

こいつ英会話開いてて本を書いてると言ってたが読んで納得。こいつは英会話で生徒洗脳して泊まらせ性行為させてるみたいだが過去にこんな事件起こすような奴なら人を人だと思ってないだろうな。犯罪犯して全て失うとこういう風になるんだね人間て。
by Leona (2014-10-07 16:39) 

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